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2006年9月26日 (火)

「のんびり、ぽけーっと」

Kdomo_3 昨日に引き続き、「子どもの森」のはなし。

最初は、堅い前フリなので、読むのが面倒という方はすっとばして下さいマセ。

正式名称は「岩手県立児童館いわて子どもの森」という。この施設、岩手県民は開館する、数ヶ月前まで全く知らなかった。(知っている人がいたかもしれないが、少なくとも一般県民を代表するてんこちゃんは知らなかった。)何年か後に出来るとかそういう計画は全く知らされず、いつのまにか出来ていた施設だ。公共事業が縮小傾向にある中、巨費を投じ、山を切り開き、木々を切り倒し、広大な敷地に新しく樹を植え、芝生を張り、バリアフリー対応と呼ばれる屋外エレベーターを設置。ありがちなアスレチック遊具。たぶん著名といわれる建築家の、見た目はタイヘン斬新なデザインだが内部はタイヘン使い勝手の悪い建物。維持管理にもたくさんお金がかかりそう。国道から数キロ離れ、冬季は4ヶ月も雪で閉ざされ、冬に行こうものなら命がけというような場所。公共交通機関も少なく移動手段は主にマイカー。ナンデこんなところにこんな施設を作っちゃったのか。と思う県民は多い。それも、前知事が強引に進めたというなら、バカな知事が作ったものだと罵られて終わりそうなものだが、改革派、行動派と全国にも名が知られた現知事が就任中に計画立案され竣工されたものなので、ナゾは深まるばかり。きっと「大人の事情」があるに違いない。慣例なら、天下り役人が館長に就任する。そして、閑古鳥が鳴く無用の長物と県民に言われ税金の無駄使いと叩かれているところだ。しかし、県はここで、館長に吉成信夫氏を抜擢した。吉成信夫氏は東山町の「石と賢治のミュージアム」をプロデュースしたり、葛巻町で廃校を利用した「森と風のがっこう」を作ったユニークな活動で有名な人。できちゃったものはしょーがない。就任した以上、吉成館長はこの施設をいかにして楽しい児童館にするかに普請した。100%オレンジさんのイラストが「子どもの森」のイメージキャラクター。随所に100%オレンジさんのイラストがいっぱい。館内は遊び心あふれる工夫がいっぱいされている。絵本もたくさんある。外にはピザ釜や炭焼き小屋、ティピと呼ばれるテント。雨天でも対応出来るキャンプファイヤー。プレリーダーや職員、ボランティアはみなニックネームで呼ばれることになっているのも、斬新なアイディア。吉成館長は「おんちゃん」。プレリーダーは事前にいろんな研修を行っていたようだ。「だいちゃん」は最初会った時、TMレボリューションの西川クンに似ていると思った。「ゆっきぃ」はとっても勉強熱心。わらべうたの講習会では必ず会う。旅行で東京に行ってきたというときも、絵本屋さんに行き、情報収集にも余念が無いようだ。「ふうちゃん」はイラストがとっても得意。パンフレットのイラストは全てふうちゃんが描いているという。ほかにもプレリーダーがいるけど、てんこちゃんがよく知っているのは開館当初から知っているこの3人。とっても気さくで、へそ曲がりのてん息もプレリーダーと遊ぶのは大好き。開館当初、クレームもたくさんあったようだが、対応もすばやい。この辺も民間感覚大有りのおんちゃんならではだ。休日には来館者が何百人と来て、既に入館者何万人という規模だが、児童館なので入館料は無料。この位来るなら、一人50円位の入館料をとってもよいようなものだ。スタッフは少なく、ボランティアに頼るところも多いのだ。プレリーダーも本来の子ども達のあそびのリーダーというより、混雑時には人員整理係りをやっているようなときもある。奥中山という場所もとても自然環境のよい場所ではあるが、なにせ、岩手は四国4県と同じ広さ。移動に時間がかかって、本来のあそびができない。どうせこのようなすばらしい児童館を作るなら、規模はもっと狭くても、県内のあちこちに作っていただきたいものだと思う。しかし、さすがは館長さん。ちゃーんと移動児童館と銘打って、プレリーダーが県内各地を巡回している。

Orenji Orenji1

100%オレンジさんのイラスト

こっから、本題。

さて、「子どもの森」が開館したのは、てん息が小学1年生の時だった。「こどもの森」で遊ぶのには、やはり4歳くらいから小学校中学年位までが一番楽しめる年齢層ではないかと思うので、ちょうどよい時期に出来てよかったと思っている。乳幼児が遊べるプレイルームから、幼児から小学低学年くらいの子が遊べるおもちゃ湯や遊具。外の水の広場では、滝が流れ、いかだ遊びや、泳げないけど子どもが大好きな水遊びができる位の浅い水場で子どもは気持ちよくはしゃいでいる。ほかにもいろんなゲームや遊べるものがそろっている。

毎週、土日にはいろんなワークショップが行われる。

これまで、てん息は数々のワークショプに参加したが、記憶に残っているのは「天然酵母でパン作り」「ダイコンもち作り」「蜜蝋粘土のろうそく作り」「ソーラーカー作り」「ダッチオーブンで鳥の丸焼きを作る&バームクーヘン作り」等など。どれも、てん息をダシにてんこちゃんも楽しませてもらった。

また、ゴールデンウィーク、サマーフェスティバル、オータムフェスティバルといった、特別プログラムが用意され、これまた、てんこちゃんお気に入りのミュージシャンのコンサートが多くて、よく行ったものだ。今年の夏休みは、昨年から始まった、泥んこパーク。さすがに、てん息もこの頃は成長したせいか、行かなかったが、泥んこのプールにプレリーダーのダディも泥だらけになりながら子供達と一緒に遊んで?いた。(これも仕事のうち!)子どもは泥んこが大好き。泥んこプールに好きなだけ入れる経験なんて滅多にない。

「子どもの森」ができたとき、あるプレリーダーにてんこちゃんは、「ディズニーランドが出来たみたい!!」と誉め言葉で言った。しかし、ディズニ-ランドはすでに、人工的に作られた施設やアトラクションの中で遊ぶ。ディズニーランドと違うところは、自らの手で創り上げていく、いわば「岩手版のディズニーランド」。子どもの森も既に開館してから数年が経ち、ちょっと寄って見ただけで帰っていく人が多いそうだ。残念なことだと思う。しかし、「子どもの森」はどんどんスタッフの手により進化している。こんなに楽しい場所はそんなに無い。

特に、岩手県人の場合、レジャーといえば、ちょっとおしゃれをして、デパートにお買い物というのが主なお楽しみ。他県のようにレジャー施設に乏しい為だと思う。てんこちゃんはそんなものだと思っていたのだが、会社で転勤して来た奥さんがそう言っていた。

子どもの森は広いのでまだまだ、行ってない場所がいっぱいある。

子どもの森の合言葉は「おとなもこどもも、ゆっくり、のんびり、ぽけーっとしようよ。」なのだ。いつもぽけーっとしているてんこちゃんにとってはパラダイス。

せっかく遠くから来たからには、ぽけーっとしてはいられないとばかりに遊んでしまう人が多いようだ。

Komori Asobimati

「昔あそびのまち」

駄菓子屋、ベーゴマ、射的、温泉卓球。

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ひみつの森にあるツリーハウス。とってもステキ。てんこちゃんのうちにも欲しい。

竹のトンネル。いい匂い。

毎年、趣向が凝らされたイベントが行われる。ほんとうに近かったら、毎週のように遊びに行くところなのに、それが残念で仕方が無い。

てん息もそろそろ一緒について行くことが無くなりお楽しみが減ってしまった。

こうなったら、ボランティアのフリをして遊ぶしかないかー。

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