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2006年10月 8日 (日)

ねずみ考

Hon_3 福音館書店の月刊絵本シリーズは、てんこちゃんが幼稚園の時にも園で強制的に買っていたし、今でも続いているシリーズだ。今年の3月600号となり、創刊50周年を迎えた歴史のある月刊絵本だ。この絵本シリーズで育った人も多いと思う。

当時は絵本「こどものとも」と母対象の「母の友」だけだと記憶しているが、今では、年齢別に絵本も細分化し、赤ちゃん向けの「こどものとも0.1.2.」からはじまり、「こどものとも」年少版、「ちいさなかがくのとも」、「こどものとも年中向き」、「こどものとも」、「かがくのとも」、小学生向け「おおきなポケット」「たくさんのふしぎ」、そして「母の友」と月間、9誌出ている。この絵本、ペーパーバックなので、値段はそんなに高くない。園でも年間購読が決まりなので、4月に申し込むと内容が気に入らなくても買わなければならない。書店の趣旨は自ら購入すると、趣味がかたよってしまうので、年間を通して、いろんなラインナップの絵本を楽しいで欲しいという。

ところで、てんこちゃんはもう保育園ともご縁がなくなり、このシリーズの本を購入は出来ない。しかし、ごくわずかだが、このシリーズを取り扱っている書店があり、てんこちゃんは毎月、盛岡の本屋さんまで、わざわざ買いに走る。福音館書店は絵本専門書店でも老舗だし、てんこちゃんの絵本好きも、「福音館書店」さんによるところが大きい。しかし、てんこちゃんはおバカなので、大人になって随分たってから「フクインカン」と知った。それまで恥ずかしながら「フクネカン」と呼んでいた。クリスチャンの人ならすぐに「フクインカン」と読めると思う。(クリスチャンでなくても読める人は読む)単に、てんこちゃんがおバカなだけだ。

この月刊絵本、値段は安いが、シリーズを全部そろえて買うとなると結構なお値段になってしまう。てんこちゃんは無類の絵本好きだが、やはり、全部買える程裕福ではないので、毎度、厳選し、気に入った絵本だけ買うようにしている。それでも、気に入った絵本が集中してる時はどうしても欲しいので買ってしまう。10月はてんこちゃのツボにはまる絵本が多く、ほとんどのシリーズを買ってしまった。秋風と共にサイフが寒い。今月の絵本で特にてんこちゃんのツボにはまったのは、こどものとも年少版「ぼくらのおうち」さとうゆみか作、小川忠博写真。(写真参照)

主人公のねずみの親子がゴミ山からいろんな品々を見つけ出し、それを使って捨てられたポストに自分のおうちを作るというストーリー。ゴミ山といっても、おもちゃや空きビン、糸巻き、ガラス玉、マッチ箱などミニチュアでつくってあり、おもちゃ箱の中のよう。

主人公のネズミは和紙と粘土で作ったという。リアルだが、かわいい。

絵本ではいろんな動物が主人公になっている。ネズミも例外ではない。有名なところでは「ぐりとぐら」(中川李枝子作山脇百合子絵)、「14ひきのおつきみ」等14ひきシリーズ」(いわむらかずお)、「ねずみくんのチョッキ」シリーズ(なかえよしお作上野紀子絵)等などまだまだある。

特に、てんこちゃんお気に入りのいわむらかずお作「14ひきシリーズ」は、自然描写もしっかりと観察されて描かれているし、主人公のねずみも人間に置き換えて想像すると、ほのぼのとした家族愛が描かれあたたかい。いわむらかずおさんは、栃木県の益子町にアトリエがあり、絵本の丘美術館の館長もしており、とてもあたたかいお人柄だし美術館もステキな場所だ。

絵本の主人公のねずみはとてもめんこい。考えたら、ミッキーマウスだって、ディズニーがお部屋にネズミが出てきて、そっからイメージがふくらみ、あの愛らしくて、世界中から愛されるキャラクターが生まれた。

ねずみは絵本の世界ではめんこいキャラクターなのだが、実際のねずみはめんこくない。

てんこちゃんのおうちのまわりはねずみがいっぱい。米蔵に忍び込むのも日常茶飯事、古い家の柱はガリガリかじられ、種蒔きすると、ねずみに先に食べられ悔しい思いをする。実際にネズミと遭遇すると、ゾーッとして鳥肌もの。ねずみは一匹見つけると30匹はいるというから、とんでもない数だ。ねずみは目の敵にされるのに、ハムスターは愛玩動物としてかわいがられる。一時期はハムちゃんのおかげで、大ブームだったが、てんこちゃんにはネズミにしか見えなくて、申し訳ないが、飼っているおうちではなるべく見ないようにしていた。

どうして、絵本と現実はこんなにも違うのであろうか・・・。「ぼくらのおうち」も、かわいいが、ネズミがリアルなので、どうしても、うちのネズミを連想し、てんこちゃんの中では、かわいい!!と現実ネズミが交互に出てきて困ってしまうのだ。

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