安野光雅展
今日は、午前中、来週予定の出前の読み聞かせ会の打ち合わせ会をお友達のおうちで行い、パネルシアターの動かし方の練習もした。
今週は、てんこちゃんにしては、ハードでございます。
昨日は、てんこちゃんのココロの恋人に会う為、秋田県横手市に行ったし~。
てんこちゃんのココロの恋人とは、安野光雅なんだけど、展覧会が秋田県立近代美術館でやっておりまして、高速道路を2時間かけて、行ってまいりますたー。(てんこちゃんが運転したワケではないが・・・。運転は、ライバルでもある友人でございます。)
この展覧会は、巡回展で、各地の美術館で展示していて、秋田が最後。
平日なので、来館者も少なく、気兼ねなくじっくりゆっくり見れますた。
年譜から、見てゆくと、新たな発見が・・・。
これまで、身内のことはあまり語らない安野さんで、エッセイストでありながら、特にお連れ合いのことは、全く触れたことがなかった。そのオクサンて、まどみちおの姪にあたる末次みどりという方だった。
これまで、息子と共著や娘の話題は出て来ても、オクサンのことは、ほとんど出ず、ましてや、あの、まどみちおの姪っこサンなんて、ビックリであーる。
どういう馴れ初めだったのでしょうかネ。確か、お連れ合いも、教師をしていたというから、その繋がりかなぁ。
ちなみに、安野サンは、美智子皇后が訳したまどみちおの絵本の切り絵も担当している。
展覧会は、初期の絵本の原画から、画集、旅の風景画、切り絵、装丁、ポスターと幅広い。
たくさん絵本の原画が展示されている。
絵本と原寸大の原画。安野光雅の絵本って、緻密な絵が多いから、大きな紙に書いて、縮小して出版してるのかと思っていたけど、絵本そのままの大きさの絵で、尚更、その緻密さに驚く。
「もりのえほん」という絵本は、森のペン画の中に、動物がかくれていて、それを探すのを楽しむ絵本なんだけど、最初にペン入れして、その後に彩色する技法だと初めて知った。
また、「旅の絵本」シリーズの原画も建物の煉瓦もひとつひとつ描いているし、草原の様子もまた細かく線で書いてある。
人物の大きさなんて1.5センチくらいでしょうか。
てんこちゃんは、目が悪いので、原画に10センチくらい近づいて見て、それでも見切れなくて、頭が痛くなってきたほどだった。
これまでも、安野光雅の展覧会をちょこちょこ見ている てんこちゃんでゴザイマス。
安野さんほど、画風がいろんな風に変わる画家もおりませぬ。
一貫して通じているのは、遊び心とユーモアのセンスと豊富な知識と高い見識と品性が絵ににじみ出ていると感じることだ。
だから、世界的にも人気の作家だし、著名人のファンも多い。
てんこちゃんは、図録はもちろん買ったけど、これまで、かなりの著書を収集してるんだけど、それでも、まだ、持っていない本があり、散財すると知りつつ買ってしまった。
ファンの弱みっす。
それに、最新刊で「ガリバー旅行記」っていうのは、故井上ひさしが一見してすぐわかっちゃうが絵本の中に登場するのを、絶対、売ってるだろうと踏んでいたけど、なぜか売っていなかった。
ま、本屋さんで、買うしかないっす。
秋田近代美術館て、秋田ふるさと村に併設された施設で、食べ物屋さんやお土産屋さん、お子ちゃまが遊べる施設も充実してるよーだ。
マンモスの置物?! (実際には見上げる大きさ)
大きなキリン・・・のオブジェ (これも等身大)
帰りは、稲庭うどんを食べますた。
稲庭うどんて、そうめんみたいなのに、随分コシがあるんだなぁって思ったっす。
関連して 「アトリエ ちいさいおうち」 絵本ナビ 安野さんの絵本をアップしました!! → ★
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