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2020年3月16日 (月)

祈りと願い

3月11日までは、震災関連の番組が多くて、胸がザワザワしていました。

いつまでも、癒えない心を持っている人のなんと多いことか。

と、改めて感じたのだけど、3.11が過ぎたら、そんな番組もなくなった。

今は別の脅威に、社会の不安感がどんどん増している。

ふだんの生活を淡々と送りたい。

と言い聞かせる。

 

てんこちゃんは、市街地の新興住宅のようなところで育ったので、祭りとか、

地元に伝わるものというのに無縁でして、盛岡でいうと、船っこ流しや

八幡様の秋祭りなど、にエキサイティングすることもなく、ぼんやり生きてきた。

 

なぜこんなことを言い出すかといえば、最近、神楽をしてる人と知り合い、

色々、話を聞く機会があった。

昔は、庶民は病気になっても、おいそれとお医者にかかれず、特効薬もなく、

ただただ神様に祈るしかなく、それが、神楽につながってきたのだとか。

言われてみれば、岩手には、あちこちにたくさんの神楽がある。

岩手という土地柄わかる気がいたします。

今住んでる、この土地でも、神楽や田植え踊りといった、無病息災、五穀豊穣

といった地域固有の、その土地ならではの人々の願いが込められた祭りや踊りが

あることに気付きました。

そんなことから、地元の民間伝承や、郷土芸能などに興味が出てきたのだけど、

これってトシのせいかしら?

前はそれほど好きでもなかった干し柿が好物になったように・・・。

などと思いつつ。

 

そしてまた、これまで、てんこちゃんが触れてきた、アイヌの衣服にほどこした刺繍や、

アジア山岳地帯に伝わる刺繍の文様が、飾りだけではなく、人々の魔除けや、願いが込め

られていることに思い至った。

日本でも、赤ちゃんの産着の背中につける、背守りという刺繍がある。

いろんなひとが、いろんな場所で、それぞれに災いを避けて過ごせるように、願いをこめて

きた気持ちは共通なのだなぁ。

ふむふむ。

と、単純に興味の対象だったのが、最近では、何かにすがりたい切迫した心境からというのを、

現実味を持って感じている。

 

どうか平穏に暮らせますように・・・と願わずにはいられない。

 

 

 

 

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