山のお店
今日から師走
嗚呼、今年も残り一ヶ月を切ってしまいますた。
12月になっちゃえば、あれよあれよという間に年末となり、新年を向かえちゃう。年々日々が早くなりまする。
ところで、先月のハナシになるけど、11月は別名長月といふ。今年の11月は予定が目白押しでなんだか早かったような、長かったような・・・。クルマのアクシデントもあったし。
11月は一年のうちでも、もっともさびしい月ともいえる。日暮れはどんどん早くなり、寒さは増し、カラダが寒さに追いつかず、木々の葉が落ち、枯れ葉が舞い、これから、厳しい冬が来るのだなぁと気分も落ちてゆく一方・・・。
そんな、さみしいような月なのに、店主が名づけたクラフトショップは「十一月」という。
11月というマイナス思考に陥りがちな月を敢えて店名にしてしまうOさんは、なんてポジティブなんだろう、と、てんこちゃんはいつも思っていた。
てんこちゃんは、家から近いこともあり、毎月のオープンdayはほぼ行っていた。行くと元気になれるから。Oさんとも顔なじみとなり親しくなった。
てんこちゃんは、なじみの店とか、お店のヒトとお友達関係になることは滅多に無い。
それに、大人になるにつれ、仲良しになるお友達もなかなか出会えないものだ。
けれども、十一月に行くと、毎回Oさんが笑顔で迎えてくれるし、毎月趣向の違う器や漆器、ガラス器、布製品が目を楽しませ、ホンとなら遠くまで足を伸ばさないと買えないパン屋さんの美味しいパンが買え、ゆったりとした音楽が流れ、美味しいコーヒーを入れてくれて、ゆっくりくつろいでも、嫌な顔をされず、まったりと過ごせるお店。
最初はてんこちゃんも戸惑った。普通、お店に入ると多少緊張感が伴う。何か、買わないといけないんじゃないかと思い、店員さんの目がすごく気になる。ところが、十一月はそんなお店と正反対。
だから、遠くから来るお客さんやリピーターさんが多く人気があるのだと思う。
一昨年、昨年と岩井沢邸で行った十一月展では、お客さんが多く訪れ、盛況だった。
今年はお店で6日間、日替わりで個展やワークショップを行い、たくさんの人で賑わった。
てんこちゃんは、二人の作家さんの個展に行き、たくさんの人であふれた店内でも作品を見て楽しんだ。
今年最後のオープンという日、当日のブログを見ていなかったので、気付かなかったけど、15時閉店だったのですね。というのに、てんこちゃんは15時過ぎに遊びに行ってしまった。
今年最後のオープンだから。来年の4月まで、もう来れない。お楽しみが来年までなくなっちゃうなぁ。やっぱり、最後は心ゆくまで、まったりと過ごしたいなぁ。という気持ちでおりました。お店に行ったら先客がいた。tuk-tukさんだった。
てんこちゃんは、いつものように、センスよくディスプレイされたクラフトをのんびり見てまわった。
tuk-tukさんも帰り、てんこちゃんとOさんだけになった。Oさんにコーヒーをごちそうになり、世間話をしていた。
そのうち、Oさんから、衝撃の告白が・・・。
この店を閉めて、新しい事を始めようと思っていることを。
聞いたら、Oさんがこれから始めようとしていることは、これまでとは全く違った生き方だった。
てんこちゃんは、Oさんの人柄といい、クラフトの目利きといい、お店のセンスの良さといい、なんとも、もったいないとつくづく思った。これまで培ってきた作家さんたちとのつながりだったり、お客さんたちのつながりも。きっとお客さんもOさんの人柄に惚れ込んで遠くから来ていると思うのだ。
しかし、Oさんが選んだ道も応援したい。きっと決断するまでには、とっても悩んだと思う。
11月30日は十一月としても最後の日だった。
てんこちゃんは、とっても名残惜しくてしようがなかったので、Oさんが作った小さなバッグを買った。十一月の最後のお客さんとしては不相応で、申し訳ないような気がしたけど。
Oさんが作ったバッグ、大切に使いたいと思っている



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